Ⅰ.入局者募集

大阪市立大学放射線治療学教室は2018年4月に澁谷景子教授を迎えて新設された教室です。母体となる大阪市立大学放射線医学教室は昭和24年に開講され、平成31年で70周年を迎えます。
放射線治療はがんと一部の良性疾患に対して幅広く適用可能な治療法であり、放射線治療の発展とともに放射線治療を受ける患者数は年々増加傾向にあります。特にがんは今や国民病となり、高齢化社会の現代では2人に1人ががんを患うと言われ、今後ますます患者数が増加すると予想される領域です。放射線治療は手術、化学療法とともにがん治療の3本柱のひとつを担っており、がん集学治療の中で重要な役割を果たしています。器官の形態学的構造を保ちながら腫瘍の制御が可能である点や、からだへの負担が少なく、耐術能に乏しい高齢の患者さんに対しても適用可能である点は放射線治療の大きなメリットです。放射線治療は高い根治性を目指せる治療法としての側面を持つ一方で、根治を望めない患者さんに対しても、症状を和らげる点に主軸を置いた緩和治療として貢献しています。また、手術の後の再発予防を目的とした放射線治療も多く行われています。
今後、放射線治療の対象となる患者数は更に増加すると予想されますが、日本は欧米と比較して放射線治療の適用率が低いことが指摘されており、その差が日本の放射線治療の今後の大きな発展性を示しています。国の第二次がん対策推進基本計画の中でも放射線治療の推進は重点課題として取り上げられており、放射線治療の発展は社会から望まれています。現在、全国の大学で放射線治療学講座が新設される傾向にあることも、放射線治療のニーズの高まりを象徴していると思われます。
放射線治療の主役を担う放射線治療医ですが、需要に供給が追い付いていないというのが現状です。今後更なる発展が見込まれる放射線治療の世界で、ともに成長していく医局員を募集します。

Ⅱ.入局実績

放射線科全体として、2018年度10名、2017年度10名の新入局員を迎えることが出来ました。2019年も入局希望の方、多くの新規入局者を迎えることができると予想しています。
他大学からの入局希望も大歓迎で、近畿圏出身者が多い傾向ですが、毎年全国から新規入局者を迎えています。教育に関しても出身大学に関係なく綿密な指導関係が構築されています。
中途入局・転科希望に関しても歓迎しております。出身科の了解のもとで転科をご検討ください。全身を対象とする科の特性状、出身科での研鑽が無駄になることは無く、当該科に関する疾患において頼りに思われることも多いです。実際に転科され現在放射線診断科で活躍中の医師もいますので、お気軽にお問合せください。
また、育児中の医師も在籍しております。治療部門は病棟を有しておらず、外来業務や治療計画、組織内照射等の手技が業務の主体となるため、ワークライフバランスの取りやすい環境と考えています。周囲の理解が篤いとともに、大阪市立大学病院は育児中の時短勤務取得等の制度や院内保育園・病児保育室といったハード面も充実しています(大阪市立大学医学部附属病院女性医師・看護師支援センター)。

Ⅲ.教室見学

教室の雰囲気を体感して頂くため、教室への見学を歓迎致します。同日に診断学講座への見学も可能ですので、ご希望を連絡ください。
放射線科全体の入局説明会も毎年開催されており、2018年からは5月に開催しております。治療学教室の医局員だけでなく、多数の診断学講座の医局員が参加する会であり、放射線科全体の雰囲気を知ることができますので、是非、ご参加ください。

Ⅳ.お問い合わせ先

入局をお考えの方はまずはお気軽にご連絡ください。
メールアドレス [email protected]
電話番号:06-6645-3834

Ⅴ.研修プログラム

入局後は日本専門医機構から二次審査承認を受けた大阪市立大学放射線科専門研修プログラムにより研修を行います。2018年度大阪市立大学放射線科専門研修プログラムはこちらをご参照ください
放射線治療だけでなく、全身のCT・MRIの画像診断や血管造影(IVR)、核医学、消化管透視の撮影の習得を目指してローテートを行います。腹部エコーは肝胆膵内科の先生方にご協力頂いて指導していただいております。日本放射線学会により目標症例数が設定されており、全部門の研修が必要となりますが、部門ごとの研修期間はそれぞれの希望を加味して構成されます。

Ⅵ.関連病院

関連病院は府内に存在します。異動に際して転居を要しない場合が多いです。

Ⅶ.選抜方法

  • 募集数 大阪府は専門医制度による医師の地域偏在抑止のために、日本専門医機構により上限が設けられています。放射線科全体として規定された人数を募集します。
  • 応募資格 初期臨床研修を修了した者、もしくは2019年3月までに終了見込みの者。なお、2019年4月以降に修了見込みの者については、お問い合わせください。
    また、研修開始の要件として、日本医学放射線学会への入会、治療専門医取得にはその後(放射線科専門医認定試験受験年:卒後6年目まで)に日本放射線腫瘍学会への入会が求められます。
  • 応募期間 2018年7月1日~未定
  • 提出書類 履歴書
  • 選抜方法  書類審査および面接により選考します。試験の日時・場所等は別途大阪市立大学医学 部附属病院放射線科 website(http://www.med.osaka-cu.ac.jp/radiology/)にてお知らせ します。

大阪市立大学医学部附属病院放射線科専門研修プログラム応募申請書については、大阪市立大学医学部附属病院放射線科 website (http://www.med.osaka-cu.ac.jp/radiology/)よりダウンロードしてください。電話での問い合わせあるいは e-mail での問い合わせでも入手可能です。

Ⅷ.卒後研修、専門医取得のスケジュール

卒後1~2年目:初期臨床研修(スーパーローテーション)
卒後3~5年目:入局し後期研修
(放射線科全部門をローテート、1年間は総合修練機関での研修が必須)
卒後6年目:放射線科専門医認定試験受験 →放射線科専門医取得
卒後6~7年目:放射線治療の専門医研修
卒後8年目:放射線治療専門医認定試験 →放射線治療専門医資格取得

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